梅雨も明けて、さあ暑い夏がやってきますね。
今年の不定期な雨に一喜一憂の釣りをされた方も多いと思います。
とはいえ、昨今はしとしとと降る様な雨じゃなく、ざっと降ってしまうので、
淵尻や瀬尻が砂で埋まってしまってますね。
本来はそういった尻の所で悠々と着く魚が大型になると思いますが、
石などが埋まって隠れる所もなくなったものですから、
着く魚は鵜の格好の餌食となります。
その為、特に居着き系の魚はサイズが年々右肩下がりになっていますね。
まず憎きは鵜という事に。
年々増え続ける鵜に「どうなってんだ」という感情も沸きますが、
実は川の汚染によって絶滅しかけた鵜が近年回復しただけなんですよね。
昔の文献を読めば今と変わらない程度の鵜が居たとされます。
つまり、高度成長期に川の汚染によって激減した鵜が、
正常に戻った川によって戻ってきたにすぎないんです。
かつては人間様の都合によって住処を汚され死の淵に追いやられた鵜。
復活して増えては釣り人の都合で憎まれ。
業がすぎると思いませんか。
漁を生業にしてい方は仕方ないにしても、
自然で遊ばせてもらっている釣り人は付き合う他ないのだと思います。
近年は渓流ルアーの急増により延竿での攻め方も変化しつつあり、
また鵜の潜りにより立ち回りも考えていかねばならないのだと思います。
やってやろうじゃないか。
そういう気概を持って延竿を振りたいものですね。